「あの頃は良かったなぁ」
「新しいこと始めたいなぁ」
アナタは、こんなことを感じたことはありませんか?
今まさに、そんな状態だったり?
そんなアナタに、ピッタリの映画があります。
それが、「バードマン」
2014年に公開された映画で、過去を引きずりながらも未来に向かう主人公の物語です。
観た時に感動してもらえるように、極力ネタバレはしないで紹介してきますね。
- 将来の夢を探している学生さん
- 新しいことを始めたい20・30代のOLさん
- 武勇伝を語りがちな30・40代のサラリーマン
では、行ってみましょう!
「バードマン」のキャスト
監督
- アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演
- マイケル・キートン(リーガン)
- エドワード・ノートン(マイク)
- エマ・ストーン(サマンサ/サム)
- ナオミ・ワッツ(レズリー)
監督は、「バベル」、「レヴェナント:蘇りし者」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
メキシコ出身の映画監督で、本作では、2時間ほぼワンカットで撮影するという衝撃の方法で、話題を作りました。
タッグを組んだカメラマン エマニュエル・ルベツキの技巧があってこそ、成り立ったのでしょう。
主人公のリーガンを、「バットマン」以外にパッとした作品がないマイケル・キートン(失礼)
「バードマン」以外にパッとした作品がないリーガンと、シンクロした皮肉めいたキャスティングですが、見事に演じましたね。
「バードマン」のあらすじ
過去に大ヒットした映画『バードマン』で主役を演じたリーガン(マイケル・キートン)は、その後にヒット作はなく、一発屋の扱い…
ブロードウェイ作品の脚本、演出、主演を手がけることで、再び脚光を浴びることを図ります。
しかし、
- 出演者が怪我をしたり
- 代役として来た俳優がクセ者だったり
- マネージャーをしている娘と溝が深まったりと
散々な目にあってしまう。
精神的に追い詰められたリーガンの前に、幻覚としてかつて演じたバードマンが現れ…
というのが、ざっくりとした、あらすじです。
なんといっても、2時間ほぼワンカットの長回しが特徴的です。
「小学生が提案したの?」というトンデモ発想ですが、実現させるのが凄いですよね。
製作陣と俳優の並々ならぬ労力がかかって、作品が作り上げられたのでしょう。
映画「カメラを止めるな」を観たことがある人なら、その大変さを感じることができると思います。
ストーリーとしては、落ちぶれてしまった俳優が、過去の栄光にすがりながらも、再起を図る内容なので、
- 昔を懐かしむだけで前に進めない人
- 何かに挑戦したいけど一歩踏み出せない人
などは深く共感すると思います。
ピックアップキャラ:リーガン/マイケル・キートン
「バードマン」からピックアップするキャラクターは
主人公のリーガン(マイケル・キートン)
大ヒット作に恵まれたことで一躍人気者になったが、その後は鳴かず飛ばずのリーガン
過去の栄光と現在の凋落のギャップから、バードマンが幻覚として現れます。
そんな葛藤の中でもリーガンは、再起をかけたブロードウェイ作品の成功に向けて、前進していきます。
僕たちも過去を振り返って
「高校の頃は部活であんなに活躍してたのになぁ」
「中学の頃は勉強できたんだけどなぁ」
などなど、考えてしまうことがあると思います。
もちろん過去の実績を自信にすることは大事ですが、それにすがって何もしないのはダメですよね。
僕も、リーガンの姿勢を見習って、何かに挑戦してみようと思いました。
「バードマン」の感想
2時間ワンカットの映像にワクワクして、主人公の苦悩の末の行動に勇気をもらいました。
素人目から見ても撮影の難しさを感じることができて、鑑賞後は「凄い映画を見たなぁ」という気になりましたね。
元ハリウッドスターの主人公が恥をかきながらも前進する姿に勇気をもらえます。
過去を振り返ることが多くて、前を向けていない人にオススメの作品です。
ぜひ、映像に注目して楽しんでみてください。