「休みの日なのに暇だなぁ」
「最近、家族との時間が少ないなぁ」
アナタは、こんなことを感じたことはありませんか?
今まさに、そんな状態だったり?
そんなアナタに、ピッタリな映画があります。
それが、「はじまりへの旅」
2017年に公開された映画で、ヘンテコな家族が、亡くなった母親のために奮闘する作品です。
観た時に感動してもられるように、極力ネタバレはしないで紹介してきますね。
- 両親とコミュニケーション取れていない学生さん
- 仕事で疲れている20・30代のOLさん
- 忙しくて子供との時間がない30・40代のサラリーマン
では、行ってみましょう!
「はじまりへの旅」のキャスト
監督
- マット・ロス
出演
- ヴィゴ・モーテンセン(ベン・キャッシュ)
- ジョージ・マッケイ(ボゥドヴァン・キャッシュ)
- フランク・ランジェラ(ジャック)
監督は、「ある二人の情事、28の部屋」で評価され、「アメリカン・サイコ」に俳優として出演経験もある、マット・ロス
主人公でキャッシュ家の父親ベンを、「ロード・オブ・ザ・リング」、「危険なメソッド」のヴィゴ・モーテンセン
ロード・オブ・ザ・リングのアラゴルンの印象が良いのではないでしょうか。
そんな、ヴィゴ・モーテンセンですが、本作の撮影当時58歳で、意外と高齢なんですよね。
長男のボゥドヴァン(ボウ)は、「オフィーリア」、「ピーターパン」のジョージ・マッケイ
その他の個性豊かな子供達にも、要注目です。
「はじまりへの旅」のあらすじ
アメリカ ワシントン州の森で、電気もガスもない原始的な暮らしをする父親ベン(ヴィゴ・モーテンセン)と6人の子供
子供達は、過酷なトレーニングや、森でのサバイバル訓練で、トップアスリート並みの身体能力を身につけ、
難解な課題図書による自宅学習により、義務教育をはるかに超えた知識を身につけています。
母親のレスリーは精神病を患い、町にある病院で療養していましたが、ある日、自ら命を絶ってしまいました。
レスリーの父親ジャック(フランク・ランジェラ)は、以前からベン達が特殊な生活をしていることに疑問を持っていました。
その生活がレスリーを奪ったと感じ、怒りを露わに、ベンには葬儀に出席させないと宣言します。
引き下がろうとするベンでしたが、子供達の強い要望と、レスリーの遺言書に 「自分の亡骸は火葬して欲しい」と書かれていたことにより、無理やり葬儀に参加することを決心。
世間知らずの家族は、2400km離れたレスリーの故郷ニューメキシコへ向かうこと…
というのが、ざっくりした、あらすじです。
一家全員がド派手な衣装に身を包んだメイン写真や、かいつまんだストーリーから、
ドタバタコメディかと思いますが、意外にも教育について考えさせられます。
高度な教育を受けたベンの子供達が、博識っぷりを披露する場面がありますが、
恋愛や人との関わりに関しては、全くダメダメな場面も。
知識だけでなく実践の大切さを感じますね。
また、イメージ通りに、ベン一家と世間とのギャップから、ドタバタ展開もあるので、楽しめます。
ピックアップキャラ:長男ボゥドヴァン/ジョージ・マッケイ
「はじまりへの旅」からピックアップするキャラクターは、
長男のボゥドヴァン/ボウ(ジョージ・マッケイ)
長男として父親ベンをサポートして、兄弟からも信頼されているボウ
ボゥドヴァンという名前は、「誰とも被らない世界で一つだけの名前」として母親レスリーが名づけました。
将来について母親に相談していたこともあり、レスリーの死は重すぎたでしょう。
一人で鹿を狩れるサバイバル術や、何カ国も話せる頭脳を持っていますが、女の子と接せるのはダメダメなボウ
このままは嫌だけど、大好きな家族と離れるのも嫌で、葛藤します。
自分の将来について悩んでいる人は、ボウに共感するのではないでしょうか。
「はじまりへの旅」の感想
ヘンテコな家族だけど、その家族の強力な絆に感動しました。
子育てや教育には正解はないのだろうけど、子供に愛情を注いで、しっかり向き合うことは大事だな、と学びました。
また、ベン家族のドタバタ劇に笑って、子供達の成長にホッコリしましたね。
温かい気持ちになりたい人は、ぜひ観てみてください。