「努力しても報われないなぁ」
「どうせ自分なんてダメだなぁ」
アナタは、こんなことを感じたことはありませんか?
僕も、こう考えがちです…。
そんなアナタに、ピッタリの映画があります。
それが、「ガタカ」
1997年に公開された映画で、主人公が運命を克服しようと奮闘する物語です。
観た時に感動してもられるように、極力ネタバレはしないで紹介してきますね。
- 将来のことを考えはじめた学生さん
- どうせ私なんて…と考えてしまう20・30代のOLさん
- 夢を諦めてしまった30・40代のサラリーマン
では、行ってみましょう!
「ガタカ」のキャスト
監督
- アンドリュー・ニコル
出演
- イーサン・ホーク(ヴィンセント)
- ユマ・サーマン(アイリーン)
- ジュード・ロウ(ジェローム)
- ローレン・ディーン(アントン・フリーマン)
監督は、「トゥルーマン・ショー」の脚本や、「ターミナル」の製作総指揮を務めたアンドリュー・ニコル
主人公のヴィンセントを、「6才のボクが、大人になるまで。」、「魂の行方」のイーサン・ホーク
ヴィンセントと恋に落ちるアイリーンを、「パルプ・フィクション」、「キル・ビル」のユマ・サーマン
ヴィンセントに協力するジェロームを、「リプリー」、「シャーロックホームズシリーズ」のジュード・ロウ
1997年に撮影されたとは思えない映像美と、個性豊かな俳優陣が魅力的な作品です。
「ガタカ」のあらすじ
遺伝子操作により、優れた知能と体力と外見を持った「適正者」が数多く存在する近未来
自然妊娠で生まれた「非適正者」は、能力が低い存在として差別されていた。
主人公のヴィンセント(イーサン・ホーク)は、「非適正者」として生まれ、宇宙飛行士を夢みる青年
ヴィンセントは、血の滲むような努力を続けて、「適正者」にも引けを取らないほどの身体能力を手に入れる。
ただ、宇宙飛行士は、「適正者」の中でも優れた者しかなれないため、「非適正者」の時点で不可能であった。
どうしても、夢を諦められないヴィンセントは、闇ブローカーの仲介で、元水泳選手の「適正者」ジェローム(ジュード・ロウ)の生体IDを違法に手に入れる。
ヴィンセントは、違法な生体偽装をしてジェロームになりすまし、晴れて宇宙局「ガタカ」の局員になる。
しかし、ある事件をきっかけに、ヴィンセントは追われる身になり…
というのが、ざっくりとした、あらすじです。
1997年に撮影されたとは思えないほどのリアリティのある構想と映像美が圧巻です。
遺伝子操作による人間の優性化というテーマは、これから先に議論になるであろう現実味がありますよね。
実際に、2011年、NASAにより「現実的なSF映画」1位に選ばれています。
ストーリーは、とても示唆的で、運命に必死に抗おうとするヴィンセントに、アナタも何か感じるでしょう。
ピックアップキャラ:ヴィンセント/イーサン・ホーク
「ガタカ」からピックアップするキャラクターは
運命に抵抗する主人公 ヴィンセント(イーサン・ホーク)
生まれた瞬間に、ほぼ運命が決まっている中でも、夢をあきらめずに懸命に努力するヴィンセント
ジェロームの生体IDを利用して「適正者」のフリをしますが、「非適正者」が「適正者」のフリをするだけでも、相当な努力が必要だと思います。
「ガタカ」の世界ほどハッキリとはしていませんが、僕たちが生きる現代でも似たようなことはありますよね。
- 貧乏な家庭に生まれたから、お金持ちになるのは無理
- もともと頭悪いから、勉強してもムダ
- イケメンじゃないから、どうせ彼女なんてできない
などなど、悔やんでも仕方ないことを言い訳にして、はじめから諦めている人もいるのでは?
僕も、こう考えちゃうことはありますね…。
マイナス思考になって、行動できていない人は、ヴィンセントから勇気をもらえますよ。
「ガタカ」の感想
近未来の映像美にワクワクして、ラストシーンに感動しましたね。
能力的に「非適正者」であろう僕は、ヴィンセントに自分の想いを乗せて応援していました。
と同時に、ヴィンセントのストイックさと自分を比べて、ちょっと凹んだりも。
だからこそ、過去を言い訳に、何かを諦めるのは辞めたいと思えました。
「どうせ無理だよ…」と諦めがちの人は、ぜひこの映画を観て、挑戦する勇気をもらって下さい。
「ガタカ」は自分の可能性を広げてくれる作品です。