「休みの日なのに暇だなぁ」
「ありきたりな映画は飽きたなぁ」
アナタは、こんなことを感じたことはありませんか?
今まさに、そんな状態だったり?
そんなアナタに、ピッタリの映画があります。
それが、「グラン・トリノ」
2008年に公開された映画で、生き方を知らない少年と、死に方を知らない老人の物語です。
観た時に感動してもられるように、極力ネタバレはしないで紹介してきますね。
- コミュニティで疎外感を感じている学生さん
- ありきたりな映画に飽きている20・30代のOLさん
- 趣味に打ち込んでいる30・40代のサラリーマン
では、行ってみましょう!
「グラン・トリノ」のキャスト
監督
- クリント・イーストウッド
出演
- クリント・イーストウッド(ウォルト・コワルスキー)
- ビー・ヴァン(タオ・ロー)
- アーニー・ハー(スー・ロー)
- クリストファー・カーリー(ヤノビッチ神父)
- コリー・ハードリクト(デューク)
- ブライアン・ヘイリー(ミッチ・コワルスキー)
監督と主人公のウォルトを、「ミスティック・リバー」、「ミリオンダラーベイビー」のクリント・イーストウッド
今作を撮り終わった直後では、今後は監督業に専念して俳優業から引退すると明かし、
「監督だけをやっていこうと、ここ何年も思ってきた。でもこの“グラン・トリノ”の頑固な元軍人役にはひかれたんだ」
と発言していました。
しかし、「運び屋」(2018年)などにも出演しており、まだまだ、その演技力を発揮していますね。
「グラン・トリノ」のあらすじ
最愛の妻を亡くしたウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)は、偏屈で頑固な性格から、息子達からも疎まれていた。
また、元フォード社の自動車工で愛国主義者のウォルトは、日本車が大嫌いで、近所に住むアジア系の人々にも不快感を持っていた。
ある日の夜、ウォルトが何よりも大事にしている「72年型グラン・トリノ」が、近所に住むアジア系の少年タオ・ロー(ビー・ヴァン)と、不良グループに盗まれそうに。
気づいたウォルトは、ライフル銃を構えて、タオとその仲間達を追い払います。
実はタオは、不良グループに脅されて、渋々犯行に及んだこともあり、罪を犯さず済んだことを感謝します。
また、ウォルトは、タオの姉であるスーが黒人の不良たちに襲われそうになっているところを救いました。
恩義を感じたスーは、ウォルトをホームパーティに招き、交流が始まることに…
というのが、ざっくりした、あらすじです。
序盤のウォルトは偏屈すぎて、絶ッッッ対に関わりたくないと思いますが、タオやスーと関わることで、少しずつ心を開いていく様子が素敵です。
ただ、ベタな「老人と若者が次第に心を通わせていくハートウォーミングストーリー」ではなく、
アメリカ貧困街の治安の悪さや、人種間の問題など、センシティブな側面も現実的に表現しているので、重厚なストーリーになっています。
小難しい考察レビューなどもありますが、僕は年齢も人種も違った、ウォルトとタオの絆に感動しました。
ピックアップキャラ:ウォルト・コワルスキー/クリント・イーストウッド
「グラン・トリノ」からピックアップするキャラクターは、
主人公のウォルト(クリント・イーストウッド)
偏屈で口が悪く、息子や孫からも邪険にされていて、妻に先立たれた今、心を許す相手は、年老いた犬だけとなったウォルト
唯一の楽しみは、庭先でビールを飲み、愛車の「72年型グラン・トリノ」を眺めること。
寂しい生活をしていますが、タオやスーとの出会いにより、次第に心を開きます。
口が悪いけど、彼らと対等に接していることから、表面上とは違って、人種差別から最も遠い立ち振る舞いをしていますよね。
ラストシーンのウォルトの漢気を見たら、彼を好きなになること間違いなしでしょう。
「グラン・トリノ」の感想
鑑賞後は、何かがズシーンと、のし掛かったような余韻があります。
言葉にするのは難しいですが、自分の中で噛みしめるべき感覚
ぜひ、この映画を観て、味わってほしいと思います。
観ている間だけでなく、鑑賞後にも後を引く作品なので、一味違った映画を探している人にはオススメです。